白蟻(ヤマトシロアリ、イエシロアリなど)は、地中から基礎、床束 及び その他の地面と建物とを橋渡しするものを伝わって建物内に侵入します。それを防ぐために地面の土壌を基礎のベースや基礎立ち上がりのコンクリートを打設の前後に、白蟻を寄せ付けないようにするために、防蟻薬剤で散布することを「土壌処理」と言います。 しかし、建物の防蟻にとって有効な土壌処理も状況の判断を誤まり施工すれば、薬剤によって井戸水あるいは地下水を汚染させることも引き起こしかねないので、土壌処理を行う場合は、敷地の状況、土質などを適切に判断し、防蟻薬剤の選択、処理方法を決定して水質汚染につながらないよう慎重な対応が求められる。