床の間がある和室の天井部分で、天井の竿縁、あるいは、天井材の溝が床の間に向って直角になっているものを、「床挿し」と言い、「床指し」・「床刺し」とも書かれ、また、「指し床」とも呼ばれています。 また、床の畳についても3尺間の床の間を除いて、畳の短辺方向が床の間の正面に接する場合も同様に、「床挿し」となります。 床挿しになることは、古来から不吉とされ、好ましくない施工として嫌われていますが、近年の建売住宅などでは床挿しの部屋が時々見られます。