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用 語 | 真・行・草 |
よびかな | しんぎょうそう |
別 名 | − |
カテゴリー分類 | 設計関係/建築様式/その他 |
構造分類 | 木造 |
工事分類 | − |
関連用語 | 建築様式・和室・格式 |
参照資料 | − |
真・行・草(しんぎょうそう)とは、
元来、書道の真書(楷書)、それをくずした行書、さらに行書をくずした草書の3書体のことで、そこから茶道・華道・俳諧・庭園などにも、この真行草の構成が見られ、建築様式においても和室の格式の表現形式として、「真」・「行」・「草」が用いられています。
真・行・草は、和室の床の間の形や使用する材料・納め方によって分類されますが、実際のところ、その3種類の境目は明確ではありません。
一般的に、「真」とは厳格に完備したもので正格、それがやや砕けて軟らかな形式になったものを「行」、さらに省略化され軟らかさを増したものを「草」といい、茶室でいう真は書院風の茶室をいい、草は千利休が広めた草庵茶室といえます。
草庵を完成させた利休は「真を知り、行・草に至れば(作法や形態は)いかほど自由にくずそうと、その本性(質)はたがわぬ」と弟子に説いた。
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