住宅建築専門用語辞典

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用 語簡易計算ルート
よびかなかんいけいさんルート
別 名
分 類建築設計/法律/省エネ法
構造分類全般
工事分類
関連用語法律・法規・告示・省エネ・建築物省エネ法・省エネ基準・評価方法・戸建住宅・省エネ計算法
参照資料

簡易計算ルート とは

住宅の省エネ性能を算出する方法で、外皮性能計算において外皮面積等を用いない簡易な計算を指します。

省エネルギー基準(エネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準)の外皮性能の判定については、あらかじめ設定された仕様を満たすことで基準をクリアする「仕様ルート(仕様規定)」と、設定された基準値をクリアするよう計算して仕様を決定する「詳細計算ルート(性能規定)」でしたが、2017年(平成29年)4月から導入された簡易計算ルートにより3つになりました。

仕様ルート」では、より高性能な低炭素基準やZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準には対応していない点、「詳細計算ルート」は計算が煩雑で対応が難しいという点から、2017年(平成29年)4月から新たに「簡易計算ルート」が導入されました。

新たに設けられた「簡易計算ルート」は、「詳細計算ルート」で時間のかかっていた外皮(屋根、外壁、開口部等)面積の計算を行わず、その代わりに設定された「係数」を各部位の熱貫流率と日射熱取得率に乗じることで、平均熱貫流率(A)と平均日射熱取得率(ηAC)を算出する。

簡易計算ルート1