長押と床柱との取合部の納め方で、床柱の見込(側面)の7割ぐらい入った所で長押を止め、その小口を別の同断面の木で留に納める納め方で、和室の真行草で表すと「行」にあたります。 また、片捌の他に、床柱の三面を巻き込んだ納め方の枕捌、床柱の正面で止める雛留めがあります。
現在の住宅の場合には、枕捌や片捌の形式は重苦しい感じになるので、主に雛留めが一般的に用いられています。