住宅建築専門用語辞典

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用 語標準計算ルート
よびかなひょうじゅんけいさんルート
別 名
分 類建築設計/法律/省エネ法
構造分類全般
工事分類
関連用語法律・法規・告示・省エネ・省エネ基準・評価方法・戸建住宅・省エネ計算法
参照資料

標準計算ルート とは

住宅における外皮性能の計算方法を標準計算ルートと言い、外皮平均熱貫流率(A)と冷房期(ηAC)及び暖房期(ηAH)の平均日射熱取得率の算出対応に用いられます。

標準計算ルートにおいて、外皮平均熱貫流率(A)を算出するには、部位毎にJIS等に基づく建材の熱抵抗値をもとに算出、若しくは、熱橋部を含め断面構成を詳細に考慮する方法や所定の計算式により簡易にて算出した熱貫流率を、部位毎に温度差係数(外気や外気に通じる空間に接している部分「1.0」、外気に通じていない空間に接している部分「0.7」)と部位毎の外皮表面積を乗じて、外皮総熱損出量を算出し、外皮総面積合計で除した値を指します。

外皮平均熱貫流率

また、平均日射熱取得率(ηA )を算出するには、部位毎の外皮表面積(屋根・天井・外壁)やドア面積・窓面積に、暖房期と冷房期それぞれについて、地域区分と方位に応じて定めらている方位係数を乗じ、日除けの効果係数(窓については取得日射熱補正係数)を乗じ、更に日射熱取得率を乗じた各部位毎の日射熱取得量の合計(総日射熱取得量)に外皮総面積(床の外皮表面積と基礎土間床面積もプラスする。)を除した値を指します。

平均日射熱取得率