住宅建築専門用語辞典

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用 語擬宝珠
よびかなぎぼうしゅ・ぎぼし
別 名葱台
分 類建築設計/建築様式/その他様式
構造分類全般
工事分類木造
関連用語建築様式・欄干・葱台・宝珠柱
参照資料

擬宝珠 とは

擬宝珠(ぎぼうしゅ・ぎぼし)

伝統的な建築物の装飾で橋や社寺建築階段廻縁高欄手摺、欄干)のの上に設けられている飾り。
ネギの花に似ていることから「葱台(そうだい)」とも呼ばれています。

擬宝珠が取り付けられるのは親柱(両端および一定の間隔で並ぶ主要な柱)で「宝珠柱」と言い、親柱が木製の場合、擬宝珠は銅、青銅などの金属製で、雨水などによる木材の腐食を抑える役目があります。


擬宝珠(ぎぼうしゅ・ぎぼし)

親柱が石の場合、擬宝珠も含めて石造りになっている場合もあり、まれにすべて木製のものもあります。より古い時代の瓦製のものも見つかっています。
尚、五重塔、五輪塔などの仏塔の先端に飾られるものは、擬宝珠ではなく宝珠である。

また、丁番の真棒の上下端につけた玉状の飾りのあるものを、「擬宝珠(ぎぼし)丁番」と呼ばれています。